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東京都MICEシンポジウム-島しょ部と区部で同時開催

2025年03月31日 ニュース
  • MICE連携推進協議会

2025年1月22日、東京都MICE連携推進協議会(※)の主催により「令和6年度東京都MICEシンポジウム」が開催されました。今回は「国際会議等の参加者の満足度向上について考える」をテーマに、基調講演、パネルディスカッションの二部構成で実施されました。

島しょ部・区部を2元中継

MICE施設が各所に点在し、それぞれのエリアが多様な魅力を持つ東京ならではの試みとして、竹芝(ベイサイドホテルアジュール竹芝)、八丈島(八丈町多目的ホールおじゃれ)の2会場を選定し、双方を中継で結ぶことで同時開催を実現しました。 中継にはライブ番組等でも使用される配信システム(Discord)を導入、八丈島会場に追加回線を敷設することで通信網をさらに強化し、よりスムーズに各会場からの映像や音声を視聴できる環境が整えられました。 この取組は参加者に、立地に捉われず、都内の地域間を繋いで開催する新たなMICEの可能性を提案する機会となりました。

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開催地の魅力をMICE参加者へ

シンポジウムの終盤には、MICE参加者へ開催地の伝統文化を伝える優れた演出の事例として、八丈太鼓が登場。迫力あるパフォーマンスが来場者を魅了しました。 また竹芝会場では、MICE開催時の地域の魅力発信のヒントとして、会場装飾、コーヒーブレーク、ディナー等、シーンごとにおすすめの特産品を紹介する展示コーナーを設置し、八丈島の焼酎や加工品などを展示しました。 加えて、本シンポジウムの参加者には、実際にMICE開催時に活用されている各エリアのスイーツを贈呈。八丈島会場では、江戸の香りを伝えながら主催者ロゴの焼印で特別感を添えた「芝神明 榮太棲」のどら焼き、竹芝会場では、八丈島の代表的なお土産として人気の高い「黄八丈サブレ」と、どちらも開催地を印象づけるギブアウェイが提供されました。

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サステナビリティの実践

持続可能なMICE開催は主催者、参加者、運営担当者のそれぞれが環境保護を実践するきっかけとなるほか、ダイバーシティや働き方改革、次世代の育成など、関わる人々や開催地へのメリットに繋がります。 今回のシンポジウムでも、ペーパーレスの推進やプラスチック製品利用の削減、グリーン電力の利用など、サステナビリティに配慮した取組を行いました。

東京観光財団では、今後もテクノロジー活用やサステナビリティの実践など、グローバルなニーズに応え、MICE開催の意義を更に高めるための支援、啓発活動に取り組んでまいります。

(※)東京都MICE連携推進協議会: 東京観光財団が中心となり、国や事業者、地域の団体などがMICE誘致に向けて、 関係主体の連携を促進するために設置された、官民一体の会議体です。協議会と4つ の部会から成り、主に情報共有や連携に向けた取組を行っています。

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